Project/Area Number |
07750693
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
清家 剛 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (60236065)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 技術 / 普及 / プレキャストコンクリート / PCカ-テンウォール / 設計プロセス |
Research Abstract |
本研究は建築における工業化技術の中で、比較的広く使われているプレキャストコンクリート構法をとりあげ、その普及という点に着目して特性を明らかにし、位置づけを記述することを目的としている。 前年度までの研究では、アンケート調査によってプレキャストコンクリート製造業者の現況の把握、PCカ-テンウォールの設計体制などの把握、ヒアリング調査によってPCカ-テンウォールの歴史と要素技術の発展過程の把握を行っている。これらをふまえて、今年度は以下の2つの研究を実施した。 まず、現在製品化されているプレキャストコンクリート部品について、ユーザーとなるプレキャストコンクリート製造工場を持たない建設業者48社(調査対象80社、解答率61%)に対して、普及に関するアンケート調査を実施した。これによると、プレキャストコンクリート技術の経験の有無により、技術に対する理解や求める技術情報に差があることや、価格に対する理解にばらつきがあることが明らかになった。また技術情報の公開や製造業者によるサポートなどの普及に係わる将来の条件について、整理することができた。 次に過去の研究と今回の調査を合わせて、建築におけるプレキャストコンクリート構法について、技術普及の観点からデータを整理した。ここでは今年度の調査からユーザー側の視点、過去の調査から設計プロセスなどを考慮した製造業者側の視点、およびPCカ-テンウォールのみを例として時間軸で見た技術の普及過程の視点から、それぞれの切り口でプレキャストコンクリートについて総合的に記述することができた。
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