J. J. P. Oudの言説における建築概念の変容に関する研究 De Stijl誌に掲載された論説の考察を中心として
Project/Area Number |
07750716
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Osaka Prefectural College of Technology |
Principal Investigator |
本田 昌昭 大阪府立工業高等専門学校, 建設工学科, 講師 (20238819)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | J. J. P. Oud / De Stijl / モニュメンタル / van Doesburg / H. P. Berlage / the Amster dam school |
Research Abstract |
1 Oudによる論説の収集:Oudが論じた建築概念の経年的変化を考察する上で、特に有効な資料となり得ると考えられる文献について、その入手に努めた結果、彼の重要なテキストを多く掲載したDe 8en Opbouw 誌のリプリントをはじめ、貴重な資料を手に入れることができた。 2 パソコンによるコンコーダンスの作成:テキストの読解をより実証的なものとすることを目的に、パソコンを利用し、コンコーダンスを作成した。OCRシステムの処理能力を考慮し、今回はDe Stijl 誌のコンコーダンスのみを作成した。 3 Oudによる論説の精読:De Stijl 期におけるOudの代表作と考えられる論説「モニュメンタルな都市景観」「芸術と機械」「建築と大量建設における標準化」多数編を精読し、彼が展開した建築概念の変容な読み解く鍵となり得る「モニュメンタル」「標準化」「反復」といったキーワードをその中に確認することができた。 4 Oudによる論説におけるキーワードの検索:2で作成したDe Stijl誌コンコーダンスを活用し、選定したキーワードの一つである「モニュメンタル」という言葉をOudの論説から文脈付きで抽出し、その意味内容の把握に努めた。その結果この言葉が、De Stijl誌発刊時において彼の建築概念を決定づけていたことが明らかとなった。 5 De Stijl誌に寄稿された論説におけるキーワードの検索:コンコーダンスを活用し、「モニュメンタル」という言葉について、Oud以外の寄稿者の言説を検索することによって、この概念が多くの寄稿者によって共有され、当時この雑誌において中心的な役割を果していたことが明らかとなった。 6 建築概念及び芸術概念の変容についての考察:3〜5の作業を通じて、「モニュメンタル」という概念は、1910年代後半のOudにとって、さらには創刊当初のDe Stijl誌にとってマニフェスト的意味合いを持つものであったにもかかわらず、その後雑誌の出版意図の変化に相応するように、重要性を失っていったことを確認することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
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