Project/Area Number |
07751030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
資源開発工学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
長縄 成実 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (10237539)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 石油抗井 / 堀削 / ビット / 振動 |
Research Abstract |
抗井堀削に用いるローラービットの動的挙動のモデル化は重要な課題であるが、その解析的なモデル化は現在のところ非常に困難である。そこで、解析的な表現のできないパラメータの値を実験データの解析結果からフィードバックする手法を用い、計測・解析およびシミュレーションを統合化したビット振動解析システムの開発を行った。 過去に行った堀削実験のデータが磁気テープに記録されているので、データロガーとコンピュータとのインターフェースを考慮し、以下の項目に従ってシステムを開発した。 1. 堀削実験データの収集と解析および結果のデータベース化 2. シミュレーションモデルの構築およびプログラミング 3. データロガーとの計測インタフェースの作成及び既開発の振動解析プログラムの移植・組込み作業 4. 開発したシステムを用いたシミュレーションの実行とモデルの検証 実験データの収集については、今年度新たに実験を行うことができなかったので、過去に行った堀削実験のデータ整理及びデータベース化に止まった。既開発のビット運動モデルの、UNIXからパーソナルコンピュータへの移植作業を含むシミュレーションモデルの構築は概ね完了した。 ビット運動モデルにおいて、ローラービットのコーン回転挙動を機構学的にモデル化することによって、個々のコーン回転速度をよい精度で推定することができ、堀削時に発生するビット振動周波数の予測が可能になった。しかし、堀進率等の岩石の破壊挙動に関係するパラメータによるマッチング作業は十分に出来ていない。今後、さらに多くの堀削条件における実験データを収集することによって、岩石の破壊挙動を考慮したビットモデルの構築およびパラメータ間の関係付けを行っていくことが必要である。
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