Project/Area Number |
07751033
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
資源開発工学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
渡辺 俊樹 京都大学, 工学部, 助手 (50210935)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 断裂系探査 / 亀裂探査 / 弾性波トモグラフィ / 波動現象モデリング / モデル実験 / 気体圧入 |
Research Abstract |
本研究は、地下に存在する亀裂、破砕帯及びそれらの集合である断裂系を弾性波を用いて高精度に探査・モニタリングを行う手法を開発することを目的とした。本研究の成果は以下の通りである。 ・多数の亀裂によって構成されている低速度破砕帯の弾性波伝播特性についてモデル実験及びモデル計算を行い、弾性波の周波数が伝播特性に大きく影響することを明らかにした。 ・配向性亀裂の存在によって生じる岩盤の異方性を考慮した弾性波速度トモグラフィにより、岩盤内の亀裂の方向及び異方性の程度を求める手法を開発した。 ・弾性波の振幅及び波形を用いた弾性波減衰トモグラフィにより岩盤の減衰係数を求める方法を開発した。さらに、減衰トモグラフィが岩盤内の亀裂の探査に有効であることを確認した。 ・水で飽和した亀裂への気体の圧入により亀裂の弾性波伝播特性が大きく変化することをモデル実験によって確認した。さらに、気体の注入前後それぞれに弾性波計測を行い、伝播特性の変化を抽出することにより、亀裂の高精度探査及びモニタリングを行うことが可能であることをモデル実験及びモデル計算によって明らかにした。
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