Project/Area Number |
07760001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Breeding science
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
江頭 宏昌 山形大学, 農学部, 助手 (60223632)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | トマト / 自家不和合性 / RFLP / 種間交雑 / 胚珠培養 |
Research Abstract |
トマト栽培種が持つ自家和合遺伝子のRFLPマッピングを行うために、本年度は材料の育成とRFLP分析の基準に重点を置いた。 まず、分譲を受けたトマトのゲノミックRFLPプローブ33種類について大藤菌培養による増殖系およびPCRによる増殖系を確保した後に、第1染色体上の自家和合突然変異遺伝子座と連鎖している3プローブTG67、TG192およびTG489について両親のRFLP多型の調査を行なった。TG67はPst1、EcoR1およびEcoR5、TG192はPst1、TG489はPst1、EcoR1、EcoRVおよびHind3の各制限酵素の両親のDNAを切断後、両親のDNAとプローブとのサザンハイブリダイゼーションを行なった。その結果、Pst1の場合には、いずれのプローブについても多型が観察されなかった。一方TG67ではEcoRVで、TG489ではEcoR1、EcoRvおよびHind3で多型が観察され、これらの組合せで分離集団の多型の分離調査が可能であると考えられた。 つぎに、F1の花粉をSKの540雌ずいに受粉したところ、交雑果実が184果得られ、その果実から総計9768個の胚珠を取り出し、今西(1988)の方法にしたがって、胚珠選抜および胚珠培養をおこなったところ、戻し交雑第1(BC1)世代の個体が28個体得られた。この値は当初予定していた50個体を下回った。これは本年度本圃場で初めて激発した萎ちょう病が予想外の着果率の低下をもたらしたことが主たる原因であるが、来年度も引き続きBC1世代の集団が100個体前後になるように交雑を継続したい。また、得られた個体は全て気温確保のため室内で栽培したが、開花に至らず、自家和合性の調査はできなかった。
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