Project/Area Number |
07760008
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Breeding science
|
Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
寺地 徹 京都産業大学, 工学部, 助教授 (90202192)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | ミトコンドリア / 雄性不稔 / ヒマワリ / orf522遺伝子 |
Research Abstract |
本申請課題では,雄性不稔ヒマワリのミトコンドリアのorf522遺伝子を大腸菌発現ベクターのひとつ、pMAL-p2、を用いて発現させるとその大腸菌が致死になるという、申請者の新しい発見(Nakai et al. 1995)に基づいて、orf522遺伝子コード領域の変異体を作製し、致死作用をもたらすこのタンパク質の機能領域を絞り込むことを最初の目標に掲げた。そのため、この遺伝子のコード領域に存在する各種制限酵素切断部位を利用して種々のサブクローンを作製する実験、ならびにExoIII/Mung bean両ヌクレアーゼを用いて各種欠失変異体を作製する実験をともに実施し、その結果を検討した。また、新たな大腸菌発現ベクター、pGEX、にorf522遺伝子コード領域全体をクローニングし、産物の大腸菌への致死作用を再検討する実験も試みた。しかしながら、オリジナルのpMAL-p2/orf522では大腸菌への致死作用に関して再現性が確認されたものの、上記の実験により作製された各種プラスミドの中には大腸菌に明瞭な致死作用を示すものは無く、当初の目的を達成できていない。そこで急遽、PCRにより欠失変異体を作製することに方針を転換し、本研究費によりPCRプライマーを購入した。実験は継続中であり、この結果は近日中に明らかになる予定である。なお、本研究費で購入した装置によりタンパク質を大量に精製する系でが確立できたので、今後、今回の実験で作製したorf522遺伝子の各種変異体からタンパク質を調製し、抗体を作製する予定である。
|