• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

アラゲカワラタケの感染によってシラカバ幼植物体に生成するファイトアレキシンの同定

Research Project

Project/Area Number 07760143
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 林学
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

横田 信三  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (60210613)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsファイトアレキシン / 木材白色腐朽菌 / 樹木組織培養
Research Abstract

農林水産省森林総合研究所、生物機能開発部、細胞操作研究室から入手したシラカバ幼植物体No.8を、葉を含むように枝状に切り分け、培地に3本づつ植え付けた。これらを25℃、約2000Luxの照明下(16時間/日)で培養した。発根した植物体は、2ケ月毎に同組成の培地に継代した。最初は、200ml容培養フラスコ30個分の植物体を培養し、次回には50個、それ以後は100個分の植物体に増殖させて、一定量の培養を続けた。培養2ケ月後,75本の植物体にアラゲカワラタケ菌を接種した。菌は、植物体に接するように培地上に接種した。その後、2週間培養を行った。尚、対照として、菌を接種していない75本の植物体も同様に培養を行った。培養中に気付いたことなのだが、菌を接種した植物体の方が対照のものより成長が良いように思われた。これを確認するために、培養後、各植物体の生重量、主軸茎長、主根長をそれぞれ測定した。その結果、3項目の測定とも、菌を接種した植物体の方が対照のものより大きい値を示した。この知見が、本研究で得られた最も興味深い結果である。しかしこのことを確実なものにするためには、更に統計的な実験結果を得ることが必要である。培養後の植物体を液体窒素で凍結し、葉を除去後、これを粉砕して粉末状にした。これを酢酸エチルで抽出し、得られた抽出物を薄層クロマトグラフィーで展開し、フェノール性化合物発色試薬をスプレーして、対照のものと比較した。その結果、1フラクションが対照には見られないフェノール性化合物であることが分かった。このフラクションを分離したが、1mg以下の量であったので核磁気共鳴装置では測定できず、そのため質量分析計で直接導入法によって分析を行った。その結果、フェノール性化合物であることは確認出来たが、詳細な化学構造を知ることは出来なかった。今後、更に大量の植物体を培養し、菌を接種して抽出を行い、目的物をmgオーダーで得ることが必要である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi