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反芻動物におけるメラノイジンの栄養学的意義

Research Project

Project/Area Number 07760251
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Zootechnical science/Grassland science
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

西野 直樹  岡山大学, 農学部, 助手 (50237715)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsメラノイジン / 反芻動物 / タンパク質 / 消化
Research Abstract

1.メラノイジンのルーメン内分解性を知ることを目的とし、単糖とアミノ酸から非透析性の高分子メラノイジンを調製してin vitroにおけるルーメン内培養実験に供した。反応基質の糖にはグルコースとキシロースを、アミノ酸にはグリシンとリジンを用い、得られた4種類のメラノイジンの培養前後のゲル濾過溶出パターンからその分解性を推定した。
(1)メラノイジンの生成量はグルコースよりもキシロースを用いた方が多く、かつグリシンよりもリジンを用いた方が多かった。また分子量や溶解度もメラノイジンの種類によって異なることが示された。
(2)培養前後のゲル濾過溶出パターンはいずれのメラノイジンを用いた場合も変化がなく、メラノイジンはルーメン内で分解されないと推察された。
2.反芻動物の蛋白質利用性に対するメラノイジンの作用を知ることを目的とし、高あるいは低分子に分画したメラノイジンがルーメン内および小腸内の蛋白質消化に及ぼす影響をin vitroで検討した。メラノイジンはグルコースとグリシンあるいはグルコースとリジンから調製し、分画後ルーメン内培養実験および透析セル内でのペプシン・パンクレアチン消化実験に供した。
(1)培養したルーメン液中のペプチドおよびアンモニア態N濃度は、いずれのメラノイジンを添加しても有意な変化を示さず、メラノイジンはルーメン内での蛋白質消化には大きく影響しないことが示された。
(2)パンクレアチン消化によって透析膜外に溶出したペプチドの濃度は、グルコースとリジンから調製した高分子メラノイジンを添加すると低くなり、逆にグルコースとグリシンから調製した低分子メラノイジンを添加すると高くなった。すなわち、メラノイジンは基質および分子量によって蛋白質の小腸内消化に促進あるいは抑制因子として働くことが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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