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リンパ組織における交感神経誘導メカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 07760284
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Basic veterinary science/Basic zootechnical science
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

河南 有希子  大阪府立大学, 農学部, 助手 (80264810)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsNGF / Tリンパ球 / サイトカイン
Research Abstract

リンパ組織中の神経支配誘導に関与している細胞のタイプを固定するために、ラットの胸腺細胞または脾細胞と交感神経節との共生培養を行い、以下の結果を得た。
1.培養24時間後にラットの胸腺細胞および脾細胞(各5x10^5個)は陽性コントロールの心臓細胞と同程度の有意な神経節からの軸索伸展効果を示した。
2.両細胞を1時間のpre-incubationにより付着性と非付着性細胞群とに分けて培養した結果、胸腺細胞では付着性細胞群に対して有意な軸索伸展が見られたが、非付着性細胞群に対しては認められなかった。一方、脾細胞では非付着性細胞群で有意な効果が認められ、この効果はTリンパ球除去処理により抑えられた。
3.胸腺細胞による神経節からの軸索伸展効果は抗NGF抗体添加によりほぼ完全に抑制された。
4.リンパ球活性化による軸索誘導効果の変化を調べるためにコンカナバリンA(Con-A)またはリポポリサッカライド(LPS)で刺激した脾細胞上清を神経節単独培養に添加したところ、Con-A刺激上清により軸索伸展は増大したがLPS刺激上清ではコントロールとの差は認められなかった。
以上の結果より、胸腺では主に間質系細胞がNGFを介して神経支配を誘導していること、脾臓ではTリンパ球がNGFおよびそれ以外の因子を介して神経支配に関与していること、また、Tリンパ球の活性化によりその効果が増大することが示唆された。今後、免疫活性化により放出される種々のサイトカインの神経誘導効果について検討していきたい。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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