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犬の特発性血小板減少性紫斑病における自己抗体の解析

Research Project

Project/Area Number 07760294
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied veterinary science
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

亘 敏広  東京大学, 農学部, 助手 (50220950)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords犬 / 特発性血小板減少性紫斑病 / 抗血小板抗体
Research Abstract

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は原因不明に突然の血小板減少と体表の点状出血を示す疾患で、その原因の一つには自己の血小板に対する抗体の関与が想定されている。イヌのITPにおける自己抗体の検出には凝集法や、自己抗体により傷害された血小板から放出されたPF3を測定し、間接的にこれを知る方法などが応用されている。今回ITPの犬について抗血小板抗体を測定し、その関与を検討した。
臨床的にITPと診断した12頭の症例に対し凝集法により抗血小板抗体を測定した。このうち血清希釈x16倍以上の明らかな陽性を示した症例が5例、x8倍の偽陽性の症例が4例、x4倍以下の陰性の症例が3例認められた。体表部の紫斑は陽性例で4/5、偽陽性例で3/4、陰性例で3/3で認められ抗血小板抗体の有無とは関連が見られなかった。いっぽう抗体陽性例の2例の血清を希釈して健常犬の血小板浮遊液とIncubateした後その上清にCa添加を行い、凝固するまでの時間を測定したところ、無処置のものでは230秒であったものが血清を100倍希釈して添加したものでは190秒と125秒、10倍希釈して添加したものでは97秒と95秒と著しい短縮が認められ、抗体により血小板が傷害を受けPF3が放出されたものと考えられた。
さらに抗血小板抗体を有するITPの症例2例で治療により血小板数が200〜300x10^3まで回復した後に血小板凝集能を測定した。2例ともADPに対する凝集能がほとんど認められず、抗血小板抗体が凝集を抑制している可能性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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