糖の吸収供給機能を制御する糖輸送体の細胞膜ドメイン局在分布機構の分子形態学的解析
Project/Area Number |
07770004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General anatomy (including Histology/Embryology)
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
鈴木 健史 群馬大学, 生体調節研究所, 助手 (00261868)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 糖輸送体 / 細胞内局在 / 細胞膜ドメイン / 調節的細胞内移送 |
Research Abstract |
本研究の目的は,糖輸送体分子の細胞内局在分布機構を解明することにある.このため,糖輸送体遺伝子を遺伝子工学的手法によって改変し,それを極性を持つ細胞に導入発現させ,発現した産物の挙動を高解像度蛍光抗体染色法,金コロイド標識法,レーザーコンフォーカル顕微鏡法等を組み合わせて観察した.その結果、正常なSGLT1は頂部膜ドメインに局在発現し,SMITは基底側壁部に局在発現した.SGLT1のN末部の30アミノ酸を除いた欠失遺伝子の産物は細胞膜全域に発現した.さらに,そのアミノ酸の代わりにSMITのN末部の10アミノ酸を加えたキメラ遺伝子産物は基底側壁部に局在発現した.この結果は,これらの糖輸送体の細胞内局在機構を規定するドメインがN末部の短いアミノ酸配列であることを示している.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)