| Project/Area Number |
07770006
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Research Field |
General anatomy (including Histology/Embryology)
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| Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
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Principal Investigator |
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| Project Period (FY) |
1995
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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| Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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| Keywords | 肝動脈 / 肝小葉 / 門脈 / 胆管 / 肝静脈 / 肝被膜 / 栄養血管 / 血管床 |
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| Research Abstract |
肝内における肝動脈の分布様式は古く議論が多い。一般に肝動脈は肝臓、即ち、肝実質を養う血管であると理解されている。しかし、本研究はブタとラットを中心に、二色注入肝100μm厚凍結連続切片並びに微小血管鋳型走査型電子顕微鏡法に基づく観察により、肝動脈が肝小葉に直接分布しておらず、それ以外の五つの分画に血管床を形成した後、小葉周辺にて肝類洞へ開口し、また、肝類洞を経由せずそのまま肝静脈へ流入することを判明した。即ち、1)胆管周囲血管叢Peribiliary plexusでは肝動脈が輸入血管を出し、胆管を取り囲む二層(大胆管の場合)または一層の血管網を形成する。輸出血管は伴行門脈へ流入するか、付近の肝小葉へ注ぎ込む。2)門脈域間質Portal tract interstitumでは肝動脈が線維性結合組織・神経線維束内や動脈周囲で血管網を形成する。3)門脈栄養血管Portal venous vasa vasorumでは肝動脈が門脈壁上平滑筋層の肥厚している部に枝を出す。4)肝被膜Capsula fibrosa Glissoniと5)中心・小葉下・肝静脈栄養血管Central-sublobular-hepatic venous vasa vasorumの標的へ向かうために肝動脈が門脈域を離れて単独走行動脈Isolated arteryの形をとる。前者では肝被膜直下の小葉血管床へ移行するのに対し、後者では周囲の小葉の血管床へ合流するか、標的が肝静脈の場合、血管壁内の筋層を分布した後、そのまま肝静脈へ注ぎ込む、肝小葉を通過しないいわゆるバイパス動脈Bypass arteryの形をとる。分画1と2と3の輸出血行路は互いに吻合しながら集合枝Collecting vesselを経て肝小葉へ進入するが、形態学的には肝動脈由来門脈系Hepatic artery-derived portal systemを形成している。肝動脈由来門脈系の血管は、また、従来の門脈系の血管と交通枝をもつ。要するに肝動脈の本来の性質は肝内間質臓器を栄養するが、二次的に肝実質を灌流する。肝実質を迂回する肝動脈枝Bypass arteryの存在はこれをさらに裏付けている。
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