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味刺激に対する味蕾とエブネル腺の形態学的変化

Research Project

Project/Area Number 07770007
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General anatomy (including Histology/Embryology)
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

金澤 寛明  新潟大学, 医学部, 助手 (40214431)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords味蕾 / 味刺激 / 透過電子顕微鏡 / 神経 / シナプス / エブネル腺
Research Abstract

味蕾内の味細胞と神経の関係を明らかにし、さらに味蕾下の器官との関係を明らかにするためにモルモットの舌背を浅麻酔下、甘味(0.1Mシュークロス)、およびうま味(20mMグルタミン酸ソーダ+1mMグアニル酸ソーダ)で刺激した後、ただちに舌を切り出し、有郭乳頭を型のごとく固定し、連続切片を作成し透過電子顕微鏡で観察した。
甘味およびうま味で刺激した味蕾を観察すると、味細胞と神経とのシナプス部位で、味細胞の大型有芯小胞が集積し、神経に向かって開口放出されているのが観察された。しかし、すべての味細胞でシナプス部での開口放出像が観察される訳ではなかった。味蕾内に入る神経線維は3から4本でこれに対して味蕾内の味細胞は5から8個であり、必ずしも味蕾内の味細胞と神経は1対1ではないことがわかった。味細胞と神経との関係は1本の神経が1つの味細胞とだけシナプスをつくるものもあるが、1本の神経線維が味蕾内でひとつの味細胞にシナプスを形成し、その後、離れて別の味細胞にシナプスを形成するのが多くみられた。また、1本の神経線維が味細胞にシナプスをつくり、一度離れた後、もう一度同じ味細胞にシナプスをつくるものや、神経線維が味蕾内で分岐し、2つの味細胞にシナプスを形成するものもみられた。しかし、味蕾下は多くの神経線維が交錯しており、明確に神経走行を追うことはできず、エブネル腺との連関は明らかにすることができなかった。
エブネル腺は味刺激をしないものに比べると、顆粒の放出像が多く観察することができた。
連続切片で解明できなかった味蕾下の神経走行は、鍍銀法や免疫染色で、血管走行は色素注入や血管鋳型を用いて研究中である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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