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自己免疫疾患血清の抗MPO自己抗体のエピトープ解析用パネル作製

Research Project

Project/Area Number 07770175
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Experimental pathology
Research Institution国立予防衛生研究所

Principal Investigator

見理 剛  国立予防衛生研究所, 安全性研究部, 研究員 (80270643)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords半月体形成腎炎 / MPO / 自己免疫 / エピトープ解析 / 融合タンパク質
Research Abstract

MPO分子の抗原エピトープ部位を解析するために、精製したMPOタンパク質を還元して、14 KDaのL鎖と59 KDaのH鎖に分離した。分離したL鎖とH鎖に、MPO自己免疫抗体を持つ半月体形成腎炎の血清を反応させると、H鎖により強く抗体が反応することがわかった。このことから、H鎖について詳しくエピトープ部位の解析を行った。H鎖に結合している糖鎖をエンドグリコシダーゼHで除くと、患者自己抗体のH鎖に対する反応性が上がることがわかった。糖鎖はH鎖の前半部分に結合していることがわかっており、自己抗体が認識するエピトープはH鎖の前半にあると考えられた。H鎖の抗原エピトープ部位をさらに特定するために、遺伝子組み換えによってH鎖の部分ペプチド断片を作製した。ペプチド断片作製は、MPO遺伝子断片をPCRで増幅し、ベクターpGEX-3Xに組み込んでおこなった。pGEX-3Xベクターに組み込んでもペプチド断片がうまく生産されない領域は、pQE-30ベクターに組み込んで作製した。個々のペプチド断片はアミノ酸約100個からなり、7断片でH鎖全体を覆うようにした。これらのペプチド断片に対する半月体形成腎炎患者血清の反応性をELISAで調べた。6症例の患者血清について見たところ、ほとんどの血清の抗MPO自己抗体は、H鎖のN末端から約200アミノ酸離れた部分に強く反応することがわかった。しかし、症例によっては、H鎖のN末端から約300アミノ酸離れた部分や、C末端側にも反応するものがあることがわかった。このことから、疾患の症例ごとに自己抗体が認識しているエピトープ部位は異なっていることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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