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ウエルシュ菌α毒素のリン脂質代謝亢進に関与するGTP結合タンパク質の解析

Research Project

Project/Area Number 07770211
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Bacteriology (including Mycology)
Research InstitutionTokushima Bunri University

Principal Investigator

越智 定幸  徳島文理大学, 薬学部, 助手 (80268705)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsウエルシュ菌 / α毒素 / ホスファチジン酸 / ホスフォリパーゼC / ホスフォリパーゼD / GTP 結合タンパク質 / 低分子Gタンパク質 / プロテインキナーゼC
Research Abstract

1)α毒素によるウサギ赤血球膜中でのホスファチジン酸(PA)合成亢進に関与するGTP結合タンパク質(Gタンパク質)の分子種を明らかにするため、ウシ脳ホモジネイトから三量体Gタンパク質の精製を行った。ウシ脳ホモジネイトを遠心して得られる細胞膜をコール酸ナトリウムで可溶化し、この可溶化物を出発材料として、DEAE-セファセル、及び、セファクリルS-300(HR)カラムクロマトグラフィーを行い、[^<35>S]GTPγSに結合能を有するGタンパク質(Gs、Gi)標品を得た。しかしながら、この画分には、若干他のタンパク質の混在が認められたので、さらに精製を進行中である。また、この部分精製標品を用いて、その効果を検討している。
2)α毒素によるウサギ赤血球膜PA合成亢進とチロシンキナーゼの関係を明らかにするため、チロシンキナーゼ阻害剤の影響を検討した。メチル2,5-ジヒドロキシシンナメート、及び、RCM-リゾチームは、用量依存的に毒素によるPA合成亢進を阻害することが明らかとなった。
3)α毒素のPA合成を増強する赤血球細胞質中の因子の精製を行った。赤血球細胞質に硫安を加え、この硫安画分を出発材料とし、セファクリルS-300(HR),DEAE-セファロース、そして、銅キレートアフィニティーカラムクロマトグフィーを行った。銅キレートアフィニティーカラムで溶出した活性画分は、[^<35>S]GTPγS結合能を有する分子量約24KDa、及び、10KDaのタンパク質を含んでいた。従って、この反応系に関与するこのGタンパク質は、低分子量Gタンパク質であると推察された。次に、他の細胞系において、PA合成系に関与するホスフォリパーゼDをRhoタンパク質(Rho)が活性化することから、RhoのADP-リボシル化酵素として知られているC3ボツリヌス酵素、または、EDINで処理したが、不活性化されなかった。そこで、この増強因子は、ARF様タンパク質と推察されるので、酵母から、PCR法によってARF遺伝子を単離し、大腸菌にトランスフォームした。現在、毒素によるPA合成亢進に対するARFの効果を検討中である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] M. Nagahama, S. Ochi, K. Kobayashi and J. Sakurai: "Natural Toxins II" Plenum Publishing Corporation, 251-256 (1996)

    • Related Report
      1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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