Project/Area Number |
07770483
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
西村 裕之 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (20248131)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | cyclophosphamide / 白血球 / 砂ネズミ / 血小板血栓 / 血管内皮細胞 / 総頸動脈 |
Research Abstract |
近年、微小循環障害および動脈血栓形成に白血球が関与することが指摘されているが、血栓の形成過程に白血球が如何なる役割を演じているかを、in vivoで検討した報告は見当たらない。本研究では総頸動脈血栓作成方法を用いて、白血球減少砂ネズミおよび正常砂ネズミの総頸動脈に内皮細胞障害を与えた後、両者の血栓形成率を比較し、血栓形成に白血球が如何なる役割を演じているかを検討した。 1)白血球減少モデルの作成 白血球減少モデルは70mg/kg cyclophosphamideを腹腔内投与することによって作成する。cyclophosphamideは内皮細胞障害作成実験の14日前および7日前の2回行った。対照群には溶解液である同量の生理食塩水を腹腔内投与した。実験には生後8-12週齢の成熟雄の砂ネズミ120匹を用いた。 2)cyclophosphamide投与による血行動態への影響 薬物投与により血行動態の変化が予想されたため血行動態へ影響を及ぼす因子として、血液凝固系、血液濃度を内皮細胞障害作成前後に測定した。血液凝固系、赤血球数、血小板数には両群間で差は認められなかった。白血球数は対照群では11400/mm^3 であったが、白血球減少群では2200/mm^3 へと減少していた。実験中に全身血圧、血流速度、血流容積、血流粘度をモニターしたが、両群間で差は認められなかった。 3)血栓発現率の検討 麻酔は40mg/kgペントバルビタールを腹腔内投与して行った。血栓形成には我々が開発してきた内皮細胞障害作成法により総頸動脈に血栓を作成した。対照群では70%の動物に血栓が認められたが、白血球減少群では25%の動物に血栓が認められた。 以上の結果より、本モデルにおける血栓形成には白血球が関与しており、昨年報告したスーパーオキサイドの関与と併せて考えると、血栓形成には好中球がより関与していることが示唆された。
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