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心房粗動カテーテルアブレーションを目的とした専用カテーテルの開発

Research Project

Project/Area Number 07770541
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionSt. Marianna University School of Medicine

Principal Investigator

松本 直樹  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (80239110)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1995: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords高周波カテーテルアブレーション / 心房粗動 / 心筋焼灼 / 治療 / メッシュ型電極 / 血栓形成
Research Abstract

高周波カテーテルアブレーションに際して長さ4mmの電極が用いられるが、心房粗動などの治療には、繰り返し通電を必要とするなど、その電極による焼灼巣の大きさや深さが不足する場合がある。そのため我々は網目状の電極を作成してその基礎実験を行い、電極を網目状とすることの有用性を確認した。今回は心腔内で拡張可能なバスケットカテーテル様の先端電極を有するカテーテルを試作し、その安全性と有効性の検討する目的で犬を用いた動物実験を行った。《安全性の検討》基礎実験の結果から、特に血栓付着の問題が大きいことが予想されたため、カテーテルの先端電極中心軸、およびその電極の近位端には液体をフラッシュ可能な腔を設けた。犬の心腔内で通電時、(1)フラッシュなし、(2)電極軸からの生理的食塩水フラッシュ、(3)電極軸からのヘパリン生食フラッシュ、およびそれらに(4)電極近位端のカテーテルからのヘパリン生食のフラッシュを加えたパターンで電極への血栓の付着を検討した。その結果、フラッシュなしでは血栓の付着が著名であっが、(3)の電極軸からのヘパリン生食フラッシュを行うと十分予防出来ることがわかった。(4)の近位端からのフラッシュは大きな影響はなく、必ずしも必須ではないことと、一方全身ヘパリン投与は有効性が高いことも判明した。また、フラッシュする生食の量が多いときやその温度が低い場合は焼灼巣の大きさが小さくなる傾向も推定されたが、焼灼は可能であった。《実用可能な最終型カテーテルの試作と有効性の検討》従来の試作カテーテルは先端の曲がりを調節出来ない型であった。臨床応用を考える際、心腔内の電位のマッピングが可能な型とする必要がある。試作したカテーテルは構造が複雑となり、外部から先端電極を拡張するためのワイヤーの強度が不足したり、電流ロスが大きい為に十分な焼灼エネルギーが心筋に到達しないと考えられる等の問題点が判明した。そのため焼灼巣の大きさは不安定ではあったが、良好に焼灼出来る場合もあり、改良によってより良い結果が得られると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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