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母乳中生理活性物質のヒト消化管粘膜上皮の増殖、分化に及ぼす生理作用-特にラクトフェリンのCaco-2細胞に対する作用-

Research Project

Project/Area Number 07770604
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

小口 学  順天堂大学, 医学部, 助手 (30214092)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords細胞培養 / Caco-2細胞 / ラクトフェリン / アポトーシス
Research Abstract

本年度は、ヒト消化管上皮細胞株であるCaco-2細胞を購入し、細胞培養を開始した。まず、培養条件の再検討を行い、必要最低限の胎仔ウシ血清濃度を決定し(10%)、継代培養の確立を達成した。
その後、ラクトフェリンのCaco-2細胞に与える影響の検討を開始した。最初に、その基礎データとなるCaco-2細胞の血清加培養液および無血清培養液下における増殖曲線の作成を行った。そして、これとラクトフェリンを添加した際の状態を比較し、鉄飽和型のラクトフェリンが、細胞増殖に対し、軽度促進的に働くが、一方、鉄不飽和型のラクトフェリンは抑制的に作用すること、そしてこの変化が一定濃度までは容量依存的であることを確認した。
次の段階として、Caco-2細胞の増殖過程における形態学的な変化を明らかにするため、経時的に、光学顕微鏡による観察を行った。そして、未分化な状態では、Caco-2細胞の細胞質が扁平であるが、増殖、分化が進行するにつれて、立方円柱上皮様に変化することを確認した。
以上のデータを基礎として、現在、ラクトフェリン添加によりCaco-2細胞に何らかの形態学的変化が生じるか否かについて、光顕、電顕レベルにて検討中である。さらに、今後は、鉄不飽和型のラクトフェリンにより細胞増殖が抑制される点について、鉄不飽和型ラクトフェリンがCaco-2細胞に対してnecrosisを起こすのか、apoptosisを誘導するのかについて電顕での観察を行うとともに、DNAの断裂が生じるか否かを蛍光色素を用いる方法によって明らかにすべく準備を進めている。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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