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毛の成長と分化に及ぼす形態形成因子(エピモルフィン)の役割

Research Project

Project/Area Number 07770702
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

植木 理恵  順天堂大学, 医学部, 助手 (80255695)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords毛成長 / エピモルフィン / 毛乳頭細胞 / 真皮線維芽細胞
Research Abstract

エピモルフィン(epimorphin)はマウス胎児の毛包組織や肺の管腔形成を促す上皮組織誘導因子である.抗エピモルフィン単クローン抗体(MC-1)との反応性からエピモルフィンは基底膜部に局在していることが知られている.しかし、その作用については明らかではない.そこで、供与された遺伝子組換え型のエピモルフィン及びそのフラグメントを用いてマウス毛包に対する作用をin vitroの系で検討した. 1 : 9日令のC3Hマウスのvibrissaeを切り出し、エピモルフィン添加器官培養を施行した.エピモルフィンは培養液中に添加したもの、コラーゲンゲル内に分散させたものをそれぞれ約10μg/mlの濃度まで検討した.いずれの場合も、vibrissaeの毛伸長と毛球部構成細胞のDNA合成は促進されなかった.2 : マウス真皮線維芽細胞とC3Hマウスvibrissaeの毛乳頭細胞それぞれの、接着とエピモルフィンの関与を検討した.マウスからそれぞれの細胞を分離培養後、10μlのエピモルフィン(0.5mg/ml)でコーティングした培養プレート(10cm^2)に5×10^4cell/wll植え、1時間培養後3回PBSで洗浄し、プレートの底面に接着している1cm^2あたりの細胞数を光学顕微鏡下に数えた.コントロールと比較して、真皮線維芽細胞は1.7倍、毛乳頭細胞は2.9倍接着している細胞数が有意に増加した.特に、毛乳頭細胞に対する促進効果は強く、形態学的にも細胞接着は良好であった.以上の結果から、添加したエピモルフィンには直接的に毛成長を促進する作用は認められなかったが、基底膜部に存在するエピモルフィンが毛乳頭細胞の接着を促進したことは、すなわち、間葉系と上皮系の細胞が三次元で接触した時に間葉系細胞に発現するエピモルフィンは、毛包組織の組織形成に際し、上皮系の毛母細胞や外毛根鞘細胞などと間葉系の毛乳頭細胞の接着に関与していることが示唆された.

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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