Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
以前我々は疣贅状表皮発育異常症の皮膚癌から細胞を培養し,株化に成功している.また,同じ患者よりHPV5型遺伝子をクローニングし,その全塩基配列を決定した.そのなかで癌遺伝子の可能性があるE6とE7領域についてPCR法を用いてクローニングを行なった.また同じプライマーを用いて他の疣贅状表皮発育異常症患者の良性皮疹,悪性腫瘍から別の型のHPVのE6,E7領域の増幅に成功し,さらに現在クローニング中である.この新しい型のHPVについてもE6,E7の転写制御領域について検討し,それぞれの転写制御領域の遺伝子塩基配列を比較することによって,疣贅状表皮発育異常症に特異的な転写因子が存在するのかどうかさらに検討を進めたい.
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