Project/Area Number |
07770731
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
島本 佳寿広 名古屋大学, 医学部, 講師 (70178961)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | CRT診断 / 画像ワークスステーション / CT / MRI / 画像表示 / PACS |
Research Abstract |
CT、MRIのCRT診断のために高速ページングによりロールフィルムを観察するような画像表示を開発した。キ-画像はページングから分離して表示させるペースト機能を併用することで従来の画面の拡大とスクロールによる表示よりも大幅に操作性の改善を達成することができ、CTのような比較的画像シリーズの少ない画像では充分日常臨床で実用的なレベルに達した。しかし、この方式では画像シリーズは識別されず、画像はソ-トされている順序で単純に表示されるだけであり、MRIのような多数の画像シリーズで構成される検査では異なったシリーズ間の画像の比較が頻繁に要求されるために操作性に問題が残り、新たな画像表示方法を開発する必要があった。今回、我々は異なった画像シリーズを1面モニター上に同時表示し、各々を独立または同期させて表示させる方式を新たに開発した。この方式ではモニター1面でも全画像を効率よく表示可能であり、大型のワークステーションは必要としない。従来の高速ページングによる画像観察と比較するために、客観的評価としてアイマークを指標として読影実験を施行した。頭部MRI画像を7名の放射線科医に読影してもらい、視点の軌跡、停留時間、停留点密度を解析した。従来の高速ページング法に比較して新しい方法では軌跡が短くなり、眼の動きが少なくなることが示された。主観的評価でも全ての読影者が新しい表示方法の方が優れていると判断した。また、MRI画像を観察する場合には同じスライス位置で撮影条件の異なった画像を頻繁に参照する必要があるので異なった画像シリーズを独立させてページングするよりも同期させてページングする方が使い易いと感じることも確認された。
|