Project/Area Number |
07770749
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
藤森 研司 札幌医科大学, 医学部, 講師 (80264539)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 理論モデル / シュミレーション / 薬物動態 / 腫瘍 / 核医学 / 放射性薬剤 |
Research Abstract |
放射性同位元素標識薬剤の腫瘍内動態に関わる理論モデルを、より普遍性のあるものに拡張し、抗原抗体反応の様な特異的な結合が起こらない様な場合も含めた。従来のモデルは(1)放射性標識薬剤の血中動態、(2)血管壁の透過性、(3)腫瘍間質の拡散、(4)細胞膜表面上の反応を解析的な数式に置き換え、Fotran言語でプログラムしていた。これは特に放射性同位元素標識抗体の血中ならびに組織内動態のシュミレーションを前提としていたが、このプログラムを他の放射性薬剤用に汎用化するために、(a)放射性薬剤の細胞内への移行に関わる因子、(b)細胞内に留まる機序に関する因子、(c)細胞から代謝され排泄される機序に関する因子を新たに加えた。 培養系において放射性薬剤の分布動態を経時的に計測するために、その実験系のモデルとして腫瘍細胞の微小結節(spheroid)の作成を試みた。腫瘍細胞には当科の入院患者から採取した癌細胞を使用し、肺の扁平上皮癌、腺癌においてspheroidの作成ができた。今回の研究期間では放射性同位元素標識薬剤を用いた培養実験までにはいたらなかった。 プログラム作成および演算には北海道大学大型計算機センターのスーパーコンピューターを使用したが、その利用環境をとして、研究室にインターネットへの接続が容易で、グラフイック機能も充実したコンピューターを購入し、既存の大学のネットワークに接続した。
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