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老年痴呆患者における遺伝子と脳血流量低下の関連の検討

Research Project

Project/Area Number 07770750
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

大西 多恵  横浜市立大学, 医学部, 講師 (60264652)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords痴呆 / 遺伝子 / 脳血流量 / 核医学
Research Abstract

昨年8月の科学研究費給付をうけて、まず学内の倫理委員会に、痴呆の遺伝子研究の許可を申請した。審議の結果、11月に承認された。
すでに本病院通院中の痴呆の患者について、明らかな出血や梗塞がなく、その他の各種変性疾患が否定され、今回の研究目的に合致する患者29人をretrospectiveにカルテより抽出し、これらの患者について順次、遺伝子検査を施行している。
これら29人の患者は平均年齢66.2才、男性10名、女性19名、すでにパトラックブロット法による脳血流シンチが施行され、この結果では、大脳半球血流量は平均では、37.2ml/100g/minと松田らによる平均値に比べて、やや低下していた。各領域について検討すると、前頭葉の低下6名、側頭葉の低下をみるもの8名、頭頂葉に低下を認めるもの10名であった。
遺伝子検査の同意がとれた5名につき、apolipoprotein εのタイプを検討したところ、3/3が2名、3/2が2名、4/2が1名で、晩発性アルツハイマー病の多いとされる4-4タイプはなかった。しかし、これらの5名は比較的若年発症の症例で、これまでの報告に矛盾しない結果といえる。
現時点では遺伝子を検討できた症例が少ないため、本来の目的である、遺伝子と脳血流シンチとの比較はできていないが、本研究は現在継続中であり、老年発症の痴呆患者を中心に対象症例も増やす予定である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-03-31   Modified: 2016-04-21  

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