Project/Area Number |
07770754
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
北村 正幸 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20234289)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 集光照射 / 放射線治療 |
Research Abstract |
【座標取得用ゲージ棒の作成】 アクリル製の外筒と内筒が一体になったゲージ棒を作成した。外筒は、内面に1回転が1cm間隔のラセン構造の溝があり、その溝にアルミニウムワイヤーが埋められている。内筒は表面に10本の平行な溝が掘られた構造となっている。このような二重構造になったデジタル式位置取得用のゲージ棒を試作した。 【位置精度の測定および位置情報取得のシュミレーション】 このゲージ棒を放射線治療用固定装置およびファントムに取り付けてCT撮影を行った。通常の厚いスライスでの撮影ではゲージ棒のアルミニウムワイヤーの断面は確認しにくかったが、薄いスライスでの断層像ではアルミニウムワイヤーの断面が、時計の文字盤状のゲージ棒の断面の中である角度の示していることが容易に確認できた。アルミニウムの輝点の表示は通常のCT撮影での表示条件ではやや見にくいが簡単に調整できることも確認した。これらの結果は、予想と大きく離れないものであったが、アルミニウムの輝点の大きさがやや像にボケを生じさせていると考えられ、改良の必要があることもわかった。次に、CT用ファントムを放射線治療装置に固定してやはり同様にCT撮影を行った。体内の腫瘤性病変に見立てた評価点の位置情報の取得についての精度および再現性を調べた。ゲージ棒の表示する輝点を読み取り平均を算出した。これにより、ファントムのZ軸座標方向の評価点の座標が容易に算出できるということが確認できた。 尚、今回の研究成果については平成7年11月、米国フロリダで開かれたLINAC RADIOSURGERY MEETING'95において口演で研究報告を行った。
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