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オンコジーンを加味した放射線照射後の細胞動態解析による放射線治療効果の予測

Research Project

Project/Area Number 07770755
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

佐藤 導直  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80255554)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsオンコジーン / 放射線治療 / 放射線治療効果の予測 / ヒト由来培養細胞
Research Abstract

放射線治療による眼根治の可能性はAPA活性、癌遺伝子、DNA repair enzyme、細胞内SH量、DNA ploidyなど多数の因子に左右され、それぞれの因子が複雑に関連しあっている。そのうち癌遺伝子は現在までに約50種類が同定されているが、その発現の生物学的意義は明らかになっていない。本研究は放射線感受性の異なる25種のヒト培養細胞を用いて、各種癌遺伝子を測定し、多変量解析から放射線感受性の予測に必要な係数を求め、臨床材料の放射線感受性予測に応用することを目的とした。
ヒト悪性腫瘍から作成された培養細胞25種を(食道癌由来扁平上皮癌6種、子宮頚癌由来細胞扁平上皮癌4種、子宮体内膜腺癌5種、卵巣癌由来腺癌4種、神経芽細胞腫3種、子宮肉腫由来平滑筋肉腫1種、子宮絨毛上皮腫1種、悪性黒色腫1種)を用いて、放射線感受性テストは予定の細胞総てに遂行でき、目的を達成した。生存曲線上は悪性黒色腫由来の細胞は極めて放射線感受性が低かったが、多くの細胞は類似した生存曲線を示した。ヒト由来の細胞は動物由来細胞V79等と比較すると、一般的に放射線感受性が高く、また、小線量照射時に生存曲線上見られる"肩"も小さかった。放射線感受性は腺癌と扁平上皮由来細胞の間に差がみられなかった。それぞれの腫瘍細胞中における癌遺伝子の活性を測定する予定であったが、研究期間中には扁平上皮癌3種、腺癌2種についての検討しか遂行できなかった。上記の細胞を凍結しRNAを分離する。分離したRNAに対し、c-myc、N-myc、L-mycプローブに対し、ノーザンブロッティングを行い癌遺伝子の活性化を評価したが、現在までのところ特徴的な所見は認められず、放射線感受性の先行指標となる癌遺伝子を検出することは出来なかった。今後も残りの細胞種を用いて、検討を続ける予定である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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