Project/Area Number |
07770769
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
中西 浩三 産業医科大学, 医学部, 助手 (00269060)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | モノクローナル抗体 / 画像診断 / MRI / ガドリニウム |
Research Abstract |
1、モノクローナル抗体(AE6)とGd-DTPA結合体の作成 モノクロナール抗体(AE6)とMRI用造影剤であるGdはDTPAを用いたキレートタッギング法により結合可能であった。この精製過程後の結合体ではキレート剤結合前のAE6と比べ抗体としての活性に低下はなかった。 2、AE6-DTPA-GdによるMR画像 A549移植ヌードマウスの尾静脈よりGd-rAE6投与、経時的にMRI作成した。各画像についてT2強調像から怪死組織部分をsubtractionし、腫瘍組織部分のMR intensityを対象となる正常筋組織部分のintensityと比較、造影効果の指標とした。Gd投与前を基準値としてMRintensityの推移を経時的に測定した結果、投与30分に最高値を示した後も継続して腫瘍組織部分のMR intensityの増強を認め、48時間を経過しても正常筋組織の1.69倍の信号強度の増強効果があった。これはGd-DTPAの対外排泄時間から考えて腫瘍組織にGdがモノクローナル抗体を介して結合し腫瘍組織にGdが残留していることを示唆しているものと思われた。 3、今後の展望 今年度の研究でモノクローナル抗体を結合させたMRI造影剤が、抗原抗体反応を介して腫瘍特異的に造影効果を示しうることが示唆された。今後は更に抗体活性の高い抗体を利用した造影剤を作成し、実用可能領域まで造影効果が得られるか検討したい。
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