Project/Area Number |
07770810
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
稲田 泰之 大阪医科大学, 医学部, 助手 (10268211)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 恐慌性障害 / パニック・ディスオーダー / セロトニン受容体 / 相関研究 / 分子遺伝学 |
Research Abstract |
恐慌性障害(パニックディスオーダー)は臨床遺伝学的見地から遺伝素因が強く関与していると考えられており、またその特異な薬剤反応性からその発症に生物学的異常が存在することが示唆されている。ことに、セロトニン受容体遮断作用のあるイミプラミン等の抗うつ剤が治療において有効であることから、恐慌性障害の発症にセロトニン受容体が関与している可能性が示唆される。 今回、DSMIII-Rにて恐慌性障害と診断された患者と正常対照群の末梢血からフェノール法によりDNAを抽出し、恐慌性障害の候補遺伝子としてセロトニンIA遺伝子およびセロトニン2A遺伝子を想定し、それぞれの候補遺伝子について分子生物学的手法を用い、その多型性を検討し相関を検討した。その結果、恐慌性障害と正常対照群において両候補遺伝子との間に遺伝子型、遺伝子頻度ともに有意な差はなく、それらとの相関は否定された。このことから恐慌性障害の発症にセロトニン1A受容体遺伝子あるいはセロトニン2A受容体遺伝子が直接関与している可能性は低いものと考えられた。以上の結果について1995 WORLD CONGRESS ON PSYCHIATRIC GENETICS, CARDIFF, UK, (29 AUGUST-1 SEPTEMBER)において報告した。今後セロトニン受容体の他の亜型や、他に生物学的病因と考えられているアドレナリン受容体、GABA受容体の遺伝子、もしくはその近傍のDNAマーカーなどとの相関を検討する。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)