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長期間発作が抑制されているにもかかわらず突発性異常波が持続するてんかん患者の検討

Research Project

Project/Area Number 07770812
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychiatric science
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

石田 重信  久留米大学, 医学部, 助手 (30248405)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsてんかん / 治癒 / ジアゼパム感受性試験
Research Abstract

近年、てんかんが治癒し得る疾患であるとの認識が一般的となってきたが、一方で長年発作が抑制されていながら脳波でてんかん性異常波(以下I. I. D.)が消失しないてんかん患者も多数認められる。このような患者の臨床像を明らかにし、さらに治療終結が可能と考えられる症例を選別できるかどうか検討するために本研究を行った。
発作が少なくとも2年以上抑制されていながら、長期間に渡り脳波でI. I. D.が認められる側頭葉てんかん患者で、本研究について説明を受けたのち同意の得られた10名(男性2名、女性8名)を対象に、ジアゼパム感受性試験を行ない、spike index(単位時間当たりのI. I. D.)が80%以上抑制された抑制群とそれ以下の非抑制群に分け、発作型、初発年齢、発作存続期間、発作抑制期間等の臨床経過やMRI、SPECTの結果を2群間で比較検討した。
ジアゼパム感受性試験の結果、抑制群6例、非抑制群4例で、この2群間ではジアゼパム投与前の総I. I. D.、年齢、初発年齢、発作存続期間、発作抑制期間のいずれについても有為差は認められなかった。画像検査の結果については、抑制群でMRI、SPECTともに正常であったものは1例のみで、5例ではMRI、SPECTいずれかの異常所見が認められ、非抑制群では全例でいずれかの異常が認められた。
これらのことより、抑制群6例の長期予後は良好な可能性はあるが、減薬開始を判断するのにジアゼパム感受性試験のみでは再発の危険性があることを示唆するものと考えられた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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