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甲状腺ホルモン受容体の発現調節

Research Project

Project/Area Number 07770824
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 内分泌・代謝学
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

櫻井 晃洋  信州大学, 医学部, 助手 (70262706)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords甲状腺ホルモン受容体 / 転写因子
Research Abstract

研究計画で述べたように甲状腺ホルモンβ1受容体遺伝子の発現を調節する転写因子についての研究を行った。β1受容体遺伝子の上流部位の塩基配列の検索で、下垂体特異的転写因子であるpit-1の結合配列と相同性の高い配列を3か所に認めたため、ヒトpit-1発現ベクターでトランスフェクトしたCOS1細胞や下垂体由来細胞GH3の核抽出物を用いてゲルシフトアッセイを行ったところ、いずれにもpit-1蛋白の特異的結合を認めた。そのうちの1か所では、強力なpit-1結合部位とされているラット成長ホルモン遺伝子上流よりも高い親和性での結合が確認された。これはβ1受容体のみが下垂体で甲状腺ホルモンによる正の転写調節を受けている事実(α1、β2受容体は負に制御されている)とあわせ興味深い結果であった。そこで次にβ1受容体遺伝子の上流部分をCAT遺伝子の上流に組み込んだレポータープラスミドを用いてpit-1が転写に及ぼす影響を検討したが、pit-1は予想に反してβ1受容体の発現に対して抑制的に作用した。前述のラット成長ホルモンにおいても、pit-1の影響については複数の研究機関から相反する報告がなされているが、これはpit-1の作用が他の転写因子や核蛋白との相互作用によって修飾されているためと考えられる。現在研究代表者はβ1受容体遺伝子とpit-1との相互作用に影響を与える因子の同定をめざした検討を開始している。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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