Research Abstract |
1 GAD65抗体陽性のNIDDM, IDDM,およびバセドウ病を合併したIDDM患者血清を用いた。GAD65抗体は,radioligand binding assayを用いた。すなわち,ヒトGAD65遺伝子より[^<35>S]メチオニンでラベルしたrecombinant proteinを作成,緩衝液中で一晩反応させた後、Protein A-Sepharoseで沈降し,specific radioactivityを測定した。 2 immunoblotting法によるlinear epitopeに対する抗体の測定: histidune-hexamer融合GAD65を精製した.同蛋白は,家兎抗GAD65抗体に対してimmunoblotting法で反応した。その蛋白を用いて患者血清をimmunoblotting法により,GAD65のlinear epitopeに対する抗体を測定したが陽性例は認められなかった。現在陽性コントロールとしてのstiff man症候群,多腺性自己免疫症候群等の血清の入手を考慮している。 3 fragment peptideに対する抗体の測定:peptiede合成器によりGAD peptide247-266,524-543を作製し,共有結合が可能なplateを用いてELISAを試みたが測定法を確立しえなかった。(海外での研究でGAD67とのhybrod proteinを作製し,comformational epitopeの違いとして測定する必要があり,またこの方法では非特異抗体を鑑別できないことが明らかになった。) 4 preliminary resultsではあるがGAD65抗体の検査特異性向上のためにliner epitope, fragmentに対する抗体測定法は有意義ではない可能性が示唆された。
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