ニューロペプタイドYは成長ホルモンの分泌を調節するか
Project/Area Number |
07770844
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
亀谷 純 日本医科大学, 医学部, 助手 (20204638)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 成長ホルモン / 成長ホルモン受容体 / ニューロペプタイドY |
Research Abstract |
成長ホルモン(GH)の分泌は視床下部のGH分泌促進因子(GRF)とソマトスタチン(SS)の調節を受ける.GHは標的内分泌臓器がないので、GRFあるいはSS神経細胞にfeedbackすることが想定されている。ラットではヒトGHを全身的に投与するとGH分泌が抑制される。我々は下垂体摘除ラットにヒトGHを全身投与したところ、神経細胞の活動性の指標となるc-fos遺伝子発現を視床下部弓状核Neuropeptide Y(NPY)神経細胞と室周囲核のSS細胞に認め(endocrinology131:247-253,135:2765-2771)、NPYがGHの生理的分泌調節に関与していることを提唱した。本年度我々は、この作用がGHの直接作用か否か検討する目的でNPY神経細胞にGH受容体(GHR)mRNAが存在するかどうか検討した。digoxigeninで標識したGHRmRNAに対するcRNAプローブと^<35>Sで標識したNPYmRNAに対するcRNAプローブを用いて、二重標識(double)in situ hybridization(DISH)の手法を用いて観察した。medial basal hypothalamusでは、NPYmRNA含有細胞は弓状核と背内側核に存在した。視床下部弓状核のNPYmRNA含有細胞の約95%にGHRmRNAが共存するのに対して背内側核のNPYmRNA含有細胞にはGHRmRNAは共存しなかった。この結果から視床下部弓状核のNPY神経細胞にはGHRmRNAが存在し、全身投与したGHはNPY神経細胞に直接作用すると考えられた(Endocrinology in press)。 NPY神経細胞は弓状核に存在し、神経線維をGRF神経細胞が局在する腹外側領域に送っている。弓状核にはNPY受容体が存在する。一方、絶食により弓状核のNPY遺伝子発現は顕著に増加し、GRF遺伝子発現は激減する。これらの事実に基づいて、視床下部弓状核のNPYはGRF神経細胞に抑制的に作用するのではないかと仮説し、さらに検討を続けている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)