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糖尿病性腎症腎組織におけるIL-6、TGF-βの発現について

Research Project

Project/Area Number 07770902
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Kidney internal medicine
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

谷亀 光則  東海大学, 医学部・内科学第7教室, 講師 (10210212)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords糖尿病性腎症 / in situ hybridization / TGF-β / IL-6
Research Abstract

ヒト糖尿病性腎症腎組織におけるIL-6mRNAおよびTGF-βの発現と組織障害度との関連を明らかにするために、解放性腎生検にて得られた腎組織に非放射性標識法によるin situ hybrisization法を用いて検討を行いました。本症の組織学的特徴はメサンギウム基質の拡大であるため、PAS染色によるメサンギウム基質の拡大を指標に3群に分類しました。1群はメサンギウム基質の拡大の軽度なもの、2群はメサンギウム基質の拡大が中等度なもの、3群はその拡大が高度でかつ結節を伴うものとしました。
IL-6mRNAの発現は1群では糸球体内に若干の陽性細胞を認め、2群では陽性細胞の数の増加が見られ染色強度も増加しました。3群ではIL-6mRNAの発現は糸球体内に陽性細胞は認められますが、結節内の発現は減弱しました。一方萎縮した尿細管や間質の浸潤細胞にも陽性所見が認められました。
TGF-βmRNAの発現は1群では糸球体内細胞に弱陽性にみられ、2群ではその染色強度が増加しましたが3群では再び染色強度は低下し結節内にはmRNAの発現は見られませんでした。また萎縮した尿細管上皮や間質の浸潤細胞にも陽性所見が認められました。
このようにヒト糖尿病性腎症では、糸球体内の増生過程が盛んな病変においてTGF-βおよびIL-6mRNAの発現が強く、また糸球体以外の一部でもこれらmRNAが発現していることが明らかになり、本症の進展にTGF-βおよびIL-6が関与している可能性が示唆されました。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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