Project/Area Number |
07770917
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Embryonic/Neonatal medicine
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小川 英伸 東北大学, 医学部・付属病院, 助手 (60233409)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 胎盤性ラクトゲン / 成長ホルモン / IGH-1 / 蛋白代謝 / 胎児成長 |
Research Abstract |
羊胎盤性ラクトゲン(oPL)の生理的作用を検討するため、oPLを生後二か月の子羊に投与し、以下の項目について成長ホルモン(GH)投与群と比較した。検討項目は体重増加、蛋白代謝として体蛋白崩壊率の指標であるNet protein catabolism(NPC)、糖代謝として血糖、血中インスリン濃度、脂質代謝として血中遊離脂肪酸濃度、さらにGH依存性の血中IGH-1濃度、肝ミクロゾーム分画におけるGH結合能である。治療グループとして、(1)oPL単独投与群、(2)bGH単独投与′、(3)oPL+bGH併用投与群、(4)生食投与群(対照)の4群に分けた。投与量は0.3mg/kg/dayで一日二回五日間筋肉内に投与した。 結果:治療中の体重増加はbGH単独投与群及びoPL+bGH併用投与群で多い傾向はあったが有意差はみられなかった。NPCはbGH単独投与群及びoPL+bGH併用投与群でその他の2群に比べて有意に低値で、すなわち蛋白分解抑制効果がみられたが、oPL単独投与群では対照と差がなかった。血中遊離脂肪酸濃度は各群間で有意差はみられなかった。血糖、血中インスリン濃度、血中IGF-1濃度はbGH単独投与群で有意に増加したが、oPL単独投与群では対照と差がなかった。しかしoPL+bGH併用投与群ではbGH単独投与群に比べてこれらの指標はより増加していた。肝ミクロゾーム分画におけるGH結合能はbGH単独投与群及びoPL+bGH併用投与群で大きい傾向はあったが統計学的に有意ではなかった。 結論:oPL単独ではこれまで推測されているようなGH様作用はみらなれなかった。しかし併用投与の結果から、oPLはGH作用を増強する可能性があることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
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