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肝冷保存後再灌流障害におけるミトコンドリア機能と胆汁排泄機能の検討

Research Project

Project/Area Number 07770946
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

隈元 雄介  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50245510)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsmitochondrial function / biliary transport / cold storage-reperfusion injury
Research Abstract

移植肝のパラメータとして、移植後有効な胆汁が産生されるかどうかがもっとも重要なファクターである。今回我々は、冷保存時間延長による胆汁排泄障害の検討、および胆汁排泄のエネルギー供給源としてと密接な関係をもつミトコンドリア機能との関係、および冷保存再灌流障害のひとつの原因と考えられるフリーラジカルの関与について検討を行った。今回我々が、血球成分のないラットの体外灌流モデルを用いた理由は、血球成分の影響を除外した状態で、はたしてどのような酸素ストレスが肝臓におこるのか?を明かとしたかったからである。今回我々の検討において、UW液冷保存12時間のストレスは肝臓にとってreversibleな障害であることがミトコンドリア機能からも胆汁産生能の点からも示された。しかし、16時間保存された肝臓は、periportal region優位な機能低下、すなわちミトコンドリア機能の低下、胆汁酸依存性胆汁の減少を示し、保存時間延長に伴う機能低下はperiportal regionから起こることが明かとなった。次に、機能低下の原因としてフリーラジカルの関与を明かとするために、dihydro-rhodamine 123によるラジカルの視覚化と抗酸化剤EPC-Kの投与による効果を検討し、保存時間延長に伴いperiportal region中心にラジカルの発生を認め、EPC-K投与によりその生成を減弱させ、ミトコンドリア機能の低下、胆汁酸依存性胆汁の減少を軽減させることに成功したことよりその発生メカニズムにはperiportal regionのフリーラジカルが関与していると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 隈元雄介: "ラット肝冷保存再灌流障害におけるミトコンドリア機能と胆汁産生能の検討" Cyto-protection & biology. vol.13. 77-79 (1995)

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      1995 Annual Research Report

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Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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