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新しい肝細胞癌治療としてのDON投与の可能性について

Research Project

Project/Area Number 07771018
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Digestive surgery
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

金田 利明  東京慈恵会医科大学, 医学部・外科学講座第2, 助手 (40266606)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords肝細胞癌 / グルタミン代謝
Research Abstract

ラット肝癌モデルを作成し、肝の癌部、非癌部、小腸粘膜、筋肉での組織内グルタミン、グルタミン酸濃度、及び、他のアミノ酸濃度も測定し、また、DON非投与群、正常飼料投与のコントロール群とも、各項目について測定した。癌部のグルタミン、グルタミン酸濃度は、肝癌ラットではグルタミン濃度が低下しているのに対してグルタミン酸は上昇しておりグルタミン代謝の亢進がみられた。これに対して、DON投与群では、グルタミン酸濃度が有意に低値を示すことにより、グルタミン代謝は抑制されていることがわかった。又、非癌部肝組織でもグルタミン代謝、アスパラギン酸代謝は、強く抑制され、非癌部よりの癌組織へのエネルギー補給経路も著明に阻害されていることが推測され、DON投与により癌組織肝細胞癌でのエネルギー補給、及び窒素基代謝が障害され、DON投与による、癌発育抑制効果が示唆された。DON投与群と非投与群でのカプラン-マイヤー法より求めた累積生存曲線は、DON投与群で優位に生存率の延長を認め、ラットの体重も維持されていた。これはDON投与により肝細胞癌の発育が強く抑制されたためと考えられ、肝細胞癌において、坑癌剤の補助療法の坑腫瘍効果として、DON投与の可能性が示唆され、又、DONを2/mg/kg/dayの濃度では、DON投与による副作用は明かでなく、ラットの体重は維持されているものと思われた。今後は坑癌剤との併用投与を行い坑腫瘍効果としての、DON投与の可能性を研究していきたい。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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