生体脳微小循環観察法による低体温下逆行性脳灌流法の研究
Project/Area Number |
07771051
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
|
Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
齋藤 力 自治医科大学, 医学部, 助手 (40245048)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 脳表微小循環cerebral circulation / 逆行性脳灌流法retrograde cerebral perfusion / cranial window |
Research Abstract |
逆行性脳灌流法に関しての基礎的研究として、生体脳微小循環観察と脳組織観察を併用し、低体温下の逆行性灌流の課程を灌流圧を調節することにより条件をかえ計測、記録し、評価、解析した。これにより至適逆行性灌流条件を推測した。 方法:Wistar系ラットを用いて腹腔内麻酔を施行、頭頂部に約5-6mm大のClosed Cranial Windowを作成し、頭蓋内圧を随時変更できるようにしてその内腔を人工髄液を用いて灌流した。落射型蛍光顕微鏡下に頭部を固定し、Closed Cranial Windowを介して微小血管領域における変化を観察した。脳表微小循環像の解析は、逆行性灌流時における脳微小循環の変化を灌流圧を調節し観察する事により行った。 結果:頭蓋内圧は逆行性灌流における至適圧と推定される1-3cmH20で設定、逆行性灌流圧20-30mmHgでの条件下では低体温下の心拍動下の脳表循環の1/5から1/6で逆行性に灌流される事が観察された。 今後さらに逆行性脳灌流法の基礎的研究に寄与すべく研究を継続していく方針である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)