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血管内皮細胞増殖性サイトカインと自家遊離腸管併用による代用気管移植法の開発

Research Project

Project/Area Number 07771065
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

小山 邦広  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10221699)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords代用気管移植 / basic fibroblast growth factor(bFGF) / 自家遊離腸管
Research Abstract

雑種成犬を用い、GOF全身麻酔下に、開腹し、空腸を露出し約5cm切除し、欠損部は、端々吻合し再建する。頚部正中切開を行い、ついで頚部を正中切開し、頚部気管を8軟骨輪切除する。切除した腸管を生食で洗い、腸液分泌抑制のため、腸管粘膜面を機械的にさっかし、挫滅した。気道内腔保持のため、切除腸管をwooven Dacron人工血管内面に、bFGFを混和させたフィブリン糊を用いて、密着させ、断端は、数ヵ所縫合した。その後、気管切除部の末梢側から、40マクソン糸を用い、膜様部を連続縫合、軟骨部を結節縫合し、気管欠損部を再建した。
以下の3群について検討を行った。
気管再建をしたのみのA群、気管再建部にフィブリン糊を塗布するB群、フィブリン糊に、Na2HPO4溶液で溶解したbFGFを濃度40-200ng/ml、総投与量1-20μg,PH7.3-7.5になるように混和させ、局所投与を行ったC群に分類する。
各々の群で、術直後、7日目、14日目に気管支鏡下に、レーザードップラー血流計を用いて、代用気管吻合部、代用気管中心部の粘膜血流量を測定した。この実験により、代用気管移植後の気管粘膜血流量の定量的評価を行った。
第2実験として、A.B.C各々の群で7日目に、胸部大動脈より造影剤を注入し、その後代用気管移植部の血流を軟線撮影装置(Softex)を用いて評価した。14日目にも同様に行った。
第3実験として、7日目、または14日目に犠牲死させ、代用気管移植部を肉眼的に観察するとともに、創傷治癒過程、血管新生等について病理組織学的検討を行った。
気管吻合部粘膜血流量では、7、14日目ともに、C>B>A群の順に血流改善を認めた。Softexによる検討でも同様であった。病理学的検討では、A,B群では、人工血管内に、腸管粘膜組織は残存していなかったのに比し、C群では、腸管粘膜組織が島状に残存しており、新生血管も認めた。
以上より、bFGFとwooven Dacron人工血管、自家遊離腸管を用いた代用気管移植法の有効性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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