Project/Area Number |
07771093
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
松村 憲一 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (50201778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中洲 敏 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (00135477)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Interphase cytoqeuesis / In Situ Hybridization / Ki‐67 / 髄膜腫 |
Research Abstract |
1.髄膜腫は、一般に良性腫瘍と言われるが、内には再発をきたすものがある。従来のHE染色や免疫染色のみでそれを予知することは困難なゆえ、MIB‐1(Ki‐67)抗体を用いて測定した腫瘍増殖能と、DNAプローベを用いたin situ hybridization(Interphase cytoqenesis)における腫瘍細胞の染色体異常との相関について検討した。 2.MIB‐1抗体を用いた腫瘍増殖能の検討 (1)手術時に採取した60例の組織をホルマリン固定、パラフィン包埋した。薄切後、脱パラフィンし、ブロッキング後にマイクロウェーブ処理を加えた。MIB‐1抗体と反応させ、ストレプトアビジン法で結合部位を調べた。 (2)Ki‐67 staining index(SI)は、0.14〜17.2%であり、平均1.41±1.82%であった。3例の悪性髄膜腫では、10.9±0.63%と他より高いSIを示した。石灰化に富む髄膜腫では、MIB‐1 SIはより低い(0.72±0.40%)傾向にあった。 3.Interphase cytoqeuetics (1)手術時に採取した組織をホルマリン固定、パラフィン包埋したものを使用した。薄切後、脱パラフィンし、proteinase、マイクロウェーブ処理を加えた後、コスモバイオ社のビオチン化αサテライトプローベ(Chromosome 1,7,10,17)と反応させた。結合部位は螢光色素で発色させ、共焦点レーザー顕微鏡で検鏡した。 (2)固定法に問題があるためか、全体的に染色性は低く、現時点では有意な情報が得られていない。但し、一部の標本でchromoseme1,17のLOHが見られた。 (3)パラフィン切片でこれらのbNAプローベを反応させることは、文献上可能と言われている。染色性の問題は、固定液に由来する可能性があり、ホルムアルデヒド、氷酢酸、メタノールなどを用いて現在検討中である。
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