• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

関節軟骨部分欠損部に対するbFGFの作用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07771159
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Orthopaedic surgery
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

白石 稔  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (80206276)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords関節軟骨 / 部分欠損 / 線維芽細胞増殖因子 / 持続投与 / 軟骨修復
Research Abstract

実験1:biopsy needleを改良した器具を用いて、成熟日本白色家兎18羽の大腿骨膝蓋窩に直径1、2、3mmの軟骨部分欠損部を各々6羽ずつ作成した。各群の6羽中3羽には1.2ng/dayのbFGFを、残りの3羽には同量の生理食塩水を関節腔内へ2週間持続投与した。術後4週にて屠殺し、組織学的検討を行った。その結果、欠損部辺縁には軟骨細胞のcloningを軽度認めるが、欠損部はいずれも残存しており、bFGFの投与の有無による明らかな差を認めなかった。
我々はin vitroで見られるbFGFの軟骨細胞に対する増殖作用が見られなかった原因について、軟骨細胞が豊富な軟骨基質中に埋もれているためと考えた。そこでE.B.Hunzikerらの方法(Trans Opthop Res Soc 19:236,1994)に準じ、実験を以下の方法へ変更した。
実験2:成熟日本白色家兎10羽の大腿骨膝蓋窩に直径1mmの関節軟骨部分欠損部を作成し、この欠損部をchondroitinase ABCにて処理した後、欠損部へfibrin clotを充填した。このうちの5羽には1日当たり1.2ngのbFGFを、残りの5羽には同量の生理食塩水を関節腔内へ2週間持続投与した。術後4週にて屠殺し、組織学的検討を行った。その結果、欠損部辺縁で見られる軟骨細胞のcloningはbFGF投与群に多い傾向を認めた。さらに欠損部内へ充填したfibrin clot中の細胞は生理食塩水投与群よりも多く、その一部は多核形から円形を呈し、これらの細胞はSafranin-Oにて染色性を示したことから、この方法により軟骨部分欠損部が軟骨組織によって修復される可能性が示された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi