Project/Area Number |
07771163
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
富山 聡 琉球大学, 医学部, 助手 (40253976)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 肘部管症候群 / 組織学的病期分類 / 運動神経伝導速度 / %nerve fiber area |
Research Abstract |
Mackinnonらが提唱した、ラットの坐骨神経にシリコンチューブを用い慢性絞扼性神経障害のモデルを作成する試みを行っているが、ラットのフットプリントを用いた坐骨神経損傷の評価では坐骨神経の急性圧迫モデルが大部分であり、また神経組織学的にもRenaut bodyなどヒトの絞扼性神経障害の際に観察される神経変化が見られず、慢性絞扼性神経障害の動物モデルを作成出来ていない。今後安定したモデル作成を試みる予定である。また、臨床研究では日常診療でしばしば見られる慢性絞扼性神経障害の肘部管症候群に対する代表的手術である尺骨神経前方移行術の際、しばしば切離せざるを得ない場合がある尺側手根屈筋(FCU)運動枝を採取し、その神経組織学的パラメーター(神経線維数、神経線維径、%nerve fiber areaすなわち神経線維面積の総和の神経束内の面積に対する割合など)を臨床データ(感覚テスト、運動神経伝導速度、ILDすなわち手指内外転時の示指・小指間距離など)との比較検討を引き続き行う予定である。さらに、手術後1年、2年の臨床データの回復と手術時の神経組織学的所見とを比較検討し、手術時期の検討を行う予定である。
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