Project/Area Number |
07771178
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
青柳 康之 順天堂大学, 医学部, 助手 (70222487)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1995: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 大腿骨骨髄細胞 / 幼若ラット / 老齢ラット |
Research Abstract |
今回の研究では生後2年前後の老齢ラットと生後数週間前後の幼若ラットの大腿骨骨髄細胞を培養し、加齢による骨粗鬆変化の骨細胞形成における相違を明らかにすることを目的とした。 ラットはウィスターラット2週令のものおよび2年飼育したものを使用したが、今回期間中には2年以上飼育された老齢ラットの入手が困難で1匹のみの使用であった。ラボナ-ル屠殺した後、摘出した大腿骨を培養液でフラッシュして骨髄液を採取した。1週間培養後、4x3のculture dishに継代培養し5日目、8日目、14日目で固定した。培養液としてはイ-グルMEM+20%FBSに抗生物質を加えたものを使用した。培養細胞はそれぞれ2群に分け、培養液中にデキサメサゾン(10^<-8>M)+β-グリセロリン酸ナトリウム(10mM)を加えたもの及び対照として培養液だけのものを使用した。固定には緩衝ホルマリンを使用した。 【幼若ラット】位相差顕微鏡による観察では細胞は4日目には個々の細胞がまばらに生えているのみであったが、7日目以降にはnestを形成し、10日目以降には細胞が重層化を示した。 デキサメサゾン(10^<-8>M)+β-グリセロリン酸ナトリウム(10mM)を加えたものでは7日目以降に結節状の石灰化を示しコッサ染色ではすべてのDishで陽性を示した。 【老齢ラット】4日目の時点では、幼若ラットと比較し細胞がまばらで、7日目の時点で数個のコロニーを形成するにいたった。細胞の重層化はほとんどみられず、14日目の時点でほとんどの細胞が死滅した。 デキサメサゾン(10^<-8>M)+β-グリセロリン酸ナトリウム(10mM)を添加したものでは、7日目以降部分的な結節状の石灰化を示したが、その後細胞は死滅した。 7日目の時点でコッサ染色では陽性を示したが幼若ラットに比べ50%以下であった。 老齢ラットの細胞の死滅が早かったためその後の実験継続不可能で現在追加実験の準備中である。
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