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急速破壊型股関節症病変局所における活性化T細胞の抗原レセプター遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 07771200
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Orthopaedic surgery
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

松浦 豪  久留米大学, 医学部, 助手 (80209494)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords急速破壊型股関節症 / T細胞 / サイトカイン
Research Abstract

5例の急速破壊型股関節症患者の大腿骨頭および滑膜から局所に浸潤した細胞を分離、また、患者および3例の健常人末梢血から密度勾配遠心分離法を用いて単核球を分離した。これらの細胞を限界希釈法を用いてIL-2とfeeder細胞の存在下に培養し、大腿骨頭から53、滑膜から29、患者末梢血から46、健常人末梢血から22のT細胞ライン(以下、TCLと略す)を樹立し、これらのTCLを培養して得られた培養上清中の、IL-1α、IL-6、TNF-α、IFN-γ、IL-8含有量をELISA法を用いて測定した。
大腿骨頭から樹立したTCLによるIL-6産生量は、他の群と比較して有意に高値であった。また、滑膜および患者末梢血から樹立したTCLによるIL-6産生量は、健常人末梢血と比較して有意に高値であった。大腿骨頭から樹立したTCLによるIL-1α産生量は、他の群と比較して有意に高値であった。また滑膜から樹立したTCLによるIL-1α産生量は、健常人末梢血と比較して有意に高値であった。大腿骨頭から樹立したTCLによるTNF-α産生量は、健常人末梢血と比較して有意に高値であった。また患者末梢血から樹立したTCLによるTNF-α産生量は、滑膜および健常人末梢血と比較して有意に高値であった。
IFN-γおよびIL-8については各群間において有意差を認めなかった。
以上の結果から、RDC患者においては病変部位局所におけるT細胞からの恒常的なIL-1α、IL-6、TMF-αといった破骨細胞活性化サイトカインの産生量の増加がその病態に関与している可能性が示唆された。
現在、上記のTCLからRNAを抽出し、T細胞レセプターの検索を行なっている。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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