Project/Area Number |
07771277
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
前田 成夫 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50268554)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 脊椎麻酔 / 前処置疼痛刺激 / 侵害疼痛閾値 |
Research Abstract |
250g-300gのラットを用い、第1-2頸椎間より尾側に10cmクモ膜下チュービングを行い、脊椎麻酔を施行した。 前処置としての疼痛刺激はPAINTHERMOMETERを用いた熱刺激とした。ラット後肢に直径5mmのプローベを用い80℃、0.1秒間の熱刺激を与えた時に90%のラットにおいて後肢の逃避反応が得られた。 次いでクモ膜下カテーテルより5%リドカイン0.1mlをマクイロシリンジを用いて注入し脊椎麻酔を行ったが5%リドカインでは運動神経まで遮断されてしまい疼痛閾値の判定が得られなかった。3%リドカイン注入群において80℃、0.1秒間の熱刺激に対する逃避反応が100%抑制された。1%リドカイン注入群では60%のラットで逃避反応が認められた。 前処置群として10匹のラットに80℃、0.1秒の熱刺激を5分間与え続けた後3%リドカイン0.1mlを10秒間かけてくも膜下に注入しその5分後に再度80℃、0.1秒の熱刺激を与えたが逃避反応と思われる様な行動は認められなかった。 現在までの結果では前処置によって疼痛閾値が変化するとは言えない。しかし、前処置の時間、温度、局麻酔の濃度、量を調整する事により、異なった知見が得られるのでは無いかと考えられる。
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