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ヒト前立腺癌組織における線維芽細胞成長因子受容体の発現とその臨床的意義について

Research Project

Project/Area Number 07771297
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

濱口 晃一  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30242986)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords線維芽細胞成長因子受容体 / 前立腺 / 免疫組織化学 / FGFR
Research Abstract

前立腺の成長および増殖には線維芽細胞成長因子(FGF)が関与していることが明らかになってきた。前立腺肥大症(BPH)および前立腺癌(PC)組織においてFGFが存在し、またそのmRNAの発現が認められるという報告もある。しかし、前立腺におけるFGF受容体の研究はまだほとんど行われていない。これまでわれわれは正常前立腺とBPHにおける線維芽細胞成長因子受容体(FGFR‐1)の発現を、抗FGFR‐1抗体およびFGFR‐1蛋白質をコードするflg遺伝子に特異的なプローベを用いて検討してきた。その結果、BPHは正常前立腺に比べて約5倍のFGFR‐1 mRNAを発現しており、免疫組織染色において、陽性反応産物は基底細胞の細胞膜と一部間質細胞に認められ、BPH組織では著名であることを明らかにしてきた。
今回、未治療前立腺癌組織24例について、FGFR‐1の発現を免疫組織化学的に検討した。その結果、24例全例が陽性を示した。高分化癌、中分化癌では免疫反応陽性産物は、癌細胞の細胞膜と細胞質の両方に認められた。陽性反応は腺管形成の明らかな部分に多く認められる傾向があった。低分化癌症例では陽性細胞は少なかった。分化度とFGFR‐1の発現について検討した結果、分化度と陽性反応の間に有意差は認めなかった。未治療前立腺癌組織におけるFGFR‐1の発現量は免疫組織化学的にはBPHより少ないことが明らかになった。
ホルモン抵抗性になった前立腺癌の増殖メカニズムについてはっきりと分かっておらず、この増殖にFGFが関与しているのかどうかについて現在、ホルモン抵抗性PC組織におけるFGF受容体の発現と局在について検討中である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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