Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
1.正常組織でのin situ PCR (1)正常組織においてβ-actin.mRNAやリボゾームmRNAの発現をノーザンブロットにて確認。→10例検体として用い、全例に発現が得られた。 (2)確認された組織標本を用いてRT-PCR法を行いmRNAの発現を調べた。→10検体を用いて、β-actin,カドヘリン,C-mycのプローブ使用したところ、β-actin,カドヘリンは全例に発現を認めC-mycは3例にのみ発現を認めた。 2.腎細胞癌手術摘出標本におけるin situ PCR (1)腎癌組織でβ-actin,リボゾームmRNAの発現をノーザンブロットにて確認→15検体全例に発現を確認した。 (2)腎癌組織を用いてin situ RT-PCR法を行った。(15検体,grade1-5例,grade2-5例,grade3-5例)、プローブはβ-actin,カドヘリン,C-myc,を使用した。 grade1-β-actin全例陽性,カドヘリン全例陽性,C-myc3例陽性,grade2-β-actin全例陽性,カドヘリン全例陽性,C-myc3例陽性,grade3-β-actin全例陽性,カドヘリン2例陽性,C-myc1例のみ陽性. (3)免疫染色-カドヘリン,C-mycに関して免疫染色を行った。grade1はin situ PCR法と同結果であった。grade2はカドヘリン4例,C-myc2例に陽性,grade3はカドヘリン1例,C-myc0例陽性であった。免疫染色よりRT-PCR法の方が検出感度にすぐれていた。 3.今後、腎細胞癌手術摘出標本を用いてアポプトーシス関連のプローブを用いて、又、PyNPaseプローブを用いて、in situ RT-PCR法で検索していく予定。カドヘリンやC-mycとの相関、臨床的ファクターとの相関をみて検討していく予定である。
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