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ヒト胎盤絨毛細胞の機能に及ぼすエンドセリンの効果

Research Project

Project/Area Number 07771384
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

谷口 文章  愛媛大学, 医学部, 助手 (80263929)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1995: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywordsカルシウム(Calcium) / エンドセリン(Endothelin) / トロホブラスト(Trophoblast) / Oscillation / Human
Research Abstract

【目的】エンドセリン(ET)は強力な血管収縮作用を持つペプチドであるが、細胞増殖やホルモン分泌など多彩な作用も有している。最近子宮内膜でもその存在が確認され、妊孕現象への関与が示唆されているが、その役割は未だ良く解明されていない。今回、我々は着床期トロホブラストへのETの影響を調べる目的で、ET刺激に対するトロホブラストの細胞内カルシウムイオン濃度([Ca2+]i)の変化について検討した。【方法】ヒト妊娠初期胎盤絨毛を培養し、培養4日目にカルシウム蛍光指示薬(フロー3)を用いてレーザーサイトメトリー法により[Ca2+]iの測定を行った。測定装置にはメリディアン社のACAS570 systemを使用した。【結果】外液中へのエンドセリン-1(ET-1)10-7M添加によりサイトトロホブラストの[Ca2+]iは著明に上昇し、続いて約3-4分周期で起こる明瞭なCa振動が観察された。エンドセリン-2(ET-2)10-7Mまたはエンドセリン-3(ET-3)10-7Mの添加でも同様にCa振動が認められ、またサイトトロホブラスト由来と考えられる多核巨細胞でも認められたが、子宮内膜上皮細胞では認められなかった。外液中のカルシウムを除去したりカルシウムキレート剤(EGTA3mM)の添加により、このカルシウム振動は容易に抑制された。【結論】ET刺激によるヒトトロホブラストの細胞内カルシウム振動を初めて確認した。この発現には外液中のカルシウムイオンの存在が必要と考えられた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

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  • [Publications] 矢野樹理、福井敬介、谷口文章、山中研二、武田康成、堀玲子、北川種之、松浦俊幸、吉浦留美子: "ヒト培養トロホブラストにおけるエンドセリン刺激によるCaオシレーションの発現" 日本受精着学会雑誌.

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      1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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