Research Abstract |
平成7年度までの研究経過 子宮内膜間質細胞においてサイトカイン[Interleukin-1β(IL-1β),Interleukin-6(IL-6),Interleukin-8(IL-8)の刺激でプロスタグランジンE_2が濃度依存性に増加した。さらに、時間的なプロスタグランジンE_2の産生量の変化においてもサイトカインにより異なることがわかった。 プロスタグランジン合成については、2種類のシクロオキシゲナーゼ(COX-1,COX-2)の存在が報告されており、COX-2はサイトカイン刺激等により誘導されることが知られている。子宮内膜間質細胞でのCOX-1,COX-2のmRNAの発現について検討したが、まだ明らかな結論は得られていない。 平成7年度の研究の評価 子宮内膜間質細胞培養上清中のプロスタグランジンE_2の定量は順調に施行でき、プロスタグランジンE_2の産生量は濃度依存性、また時間依存性に増加することがわかった。
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