Project/Area Number |
07771459
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
重見 英男 大分医科大学, 医学部, 助手 (50271135)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 活性酸素 / スーパーオキサイド・ディスムターゼ / 中耳貯留液 / 中耳炎 |
Research Abstract |
活性酸素による中耳粘膜の傷害の程度を検討するために、KLHを抗原とした免疫複合体をモルモット中耳腔に投与し3型アレルギー反応による実験的滲出性中耳炎を作成した。 中耳炎モデルに対して、SOD1mg/Kgを連日腹腔内投与し、中耳貯留液の有無の変化を観察した。対照はSOD非投与モルモットとした。SOD投与後3、5、7、並びに9日目に中耳骨包を摘出しホルマリン固定の後、HE染色及びPAS染色により光顕で観察した。その結果、SOD投与5日目の中耳貯留液の消失率は75%であり、非投与郡の12.5%と比較して有意に中耳炎の治癒が促進されていた。光顕の観察でも、上皮下の浮腫や炎症細胞の浸潤が抑制されていた。 以上の結果から、滲出性中耳炎の発症には、活性酸素の関与が示唆され、またSODの投与により本症の治癒が促進されるものと推察された。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)