サルの視運動性眼振の皮質下経路に大脳,小脳がどのように関与するのか
Project/Area Number |
07771489
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
渡辺 昭司 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (00257396)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 視索核 / 視運動性眼振 / 内側前庭核 / 速度蓄積機構 |
Research Abstract |
実験動物を用いて視索核からの脳幹内での投射のしかたを明らかにした。 視索核に順走性標識物質のバイオサイチンを注入し、脳幹内での軸索の走行と神経終末を観察した。その結果、対側の視索核へ投射する経路、橋網様体核へ投射する経路、主要経路として橋外背側核や舌下神経周囲核、内側前庭核へ側鎖を出しながら下オリーブへ投射する3経路があることが判明した。特に、内側前庭核の吻側で認められた投射は、3ニューロンアークのsecond order neuronの局在している部位である。 さらにこの投射を確実なものにするために我々は内側前庭核へWGA-HRPを注入した。WGA-HRPが吻側にかかった時のみ視索核で発色細胞を認めた。 視索核からsecond order neuronの局在している吻側内側前庭核へ直接投射があることを明らかにした。このことは視索核からの視運動性眼振の情報が直接に吻側内側前庭核へ投射し、速度蓄積機構を駆動させる経路の一つであることを示唆するものである。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)