糖尿病網膜省における網膜硝子体での血管新生の機序解明と薬物療法の開発
Project/Area Number |
07771542
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
村田 敏規 九州大学, 医学部, 助手 (50253406)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 網膜 / 血管新生 / ラット / 細胞増殖因子 / 血管透過性亢進 |
Research Abstract |
ラットを実験動物に用いて以下のことが明らかになった。 1)現在網膜血管新生の促進因子として種々の細胞増殖因子が知られているが、その中でもvascular endothelial growth factor(VEGF)は糖尿病網膜症の早期の変化である網膜血管透過性亢進に重要な役割を果たしている事が明らかになった。 血漿淡白であり血管外には網膜では存在しないはずのアルブミンが、糖尿病ラットでは血管外の神経組織に漏出していた。糖尿病網膜で網膜血管の透過性亢進はアルブミンの分布を免疫組織科学的検討することにより、検出できることが明らかになった。 2)上記の方法で検出した網膜血管の透過性亢進とVEGFの発現には相関があった。 2)網膜血管の発生にもVEGFは関与している。 1)血管が発生課程にある時期の網膜にもVEGFの発現が観察された。また組織学的切片上での網膜血管の数とVEGFの発現には相関が見られた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)